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久々の大学芋

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↑久々の投稿です。先日ある深セン在住の方のブログで、大学芋が紹介されていて非常に懐かしかったので、今日スーパーで買ってきてしまいました!中国では大学芋のことを抜絲地瓜(バースーディーグワ ba(3) si(1) di(4) gua(1))」と呼びますが、抜絲は糸を引く、地瓜はサツマイモのことです。ちなみに綱引きのことは抜河と言います。

中国語で何でこんな呼び名になっているかですが、中国の大学芋の方は、周りの砂糖蜜がもっと水あめ状にどろっとまとわりついていて、芋を引っ張ると砂糖蜜が糸状になるからです。しかもその蜜は冷めると結構固くなっていき、完全に冷えると芋を取り出すことが困難になります。

ですので、中国版大学芋の方はかなりアツアツの状態で出てきて、砂糖蜜は糸状に長くくっついてきてしまいますので、この料理の横には芋を冷やす水の入った椀が用意されていることが多いです。

この大学芋は中国の東北料理で、私は深セン駐在中、東北出身の中国人とよく北京料理店、東北料理店、山東料理店に足を運んでこの料理を注文していました。中国東北人もこの料理は皆好きでしたね。ちなみに東北料理は餃子がやっぱり有名ですが、その他にも日本人の口に合う料理が結構あって、私は好きでした。でも中国の湖南地方から南の出身者は、意外に東北料理が好きでない方が多く、当時は意外に感じました。

さて写真ですが、今回私が食べたのは勿論日本版の大学芋。久しぶりの大学芋でしたが本当に美味しかったです。一緒に水餃子とか、トマトと卵の中華炒め料理を食べたくなってきました。

最後に、広辞苑に書かれていた大学芋の解説をアップします。「乱切りにしたサツマイモを油で揚げ、砂糖蜜をからめて炒りごまをまぶした食品。大正から昭和にかけて、学生街で好まれたことからの名。」中国東北地方から帰国した日本人が、大学周辺の学生街でこの料理の販売を始めたのでしょうかね?

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